1.面接対策の本
アトリエ萠美ではお子様のレベルに合わせてスモールステップからきめ細やかな絵画工作指導を常に心掛けております。
楽しく確実に力をつけていただくためにも常に保護者様の心に寄り添い志望校合格を目指して心を一つにして歩んでおります。
お陰様で多くの喜びの瞬間に立ち会わせていただくことができた事は私の大きな喜びです。
私は子供がもつエネルギッシュな強い生命力が尊いものであり子供の果てしない可能性が素晴らしいと信じています。
子供が持つ感性を潰す事なく最大限に引き出してあげられるような絵画指導を通して、次世代を担うお子様達のために少しでもお役に立てるようにと生まれた教室がアトリエ萠美です。
私は絵画講師ですが、願書の添削を持ち込まれる保護者様が多くなってきて戸惑っております。
「お通いの幼児教室へお出しになったらいかがでしょうか」とお聞きすると、こんな答えがかえってきます。
「子供のことをよくわかってくれているのは山本先生だから」
「子供の欠点ばかり目について、良いところが全くわからない」
「この絵画教室に通うようになってから、
子供が自信を持って絵を描くようになり、明るくなったから」
「消極的だった子供が、前向きに挑戦するようになった から」
・・・などいろいろです。
そんな中でも必ず聞かれたのは
「面接試験の答え方を書いた本はありませんか」と言う質問でした。
確かに私自身も我が子の受験を経験した時にそんな本があったら参考にしたいなと思ったのは事実です。
しかし残念ながらそんな本はどこにも見当たりませんでした。
それならば、私と主人で作ってしまえば良いと思いつくることに決めました。
その日から、夫婦2人での共同作業が始まりました。
2.面接本の誕生
子どもが通っていた幼児教室で配られたプリントの中で、過去の面接試験にはこのような質問が出ましたという40の質問リストを元に私たちなりの答えを考え始めました。
その作業は来る日も来る日も子どもが寝静まった後に主人と2人で行われ、子どもの将来を考えながらあらゆる質問の答えを我が家に当てはめていろいろな角度から考えて話し合いました。
その日々は2ヶ月以上にも及んだと記憶しています。
主人と話し合った内容をパソコンで文章にして読みやすいように
見開き本のように製本をしました。
ここに世界で2冊しかない本が完成しました。
一冊は自分用でハンドバッグにも携帯できるような小さいサイズに整えてもう1冊は主人の仕事場に置き、主人が読みたい時にいつでも読めるようにしました。
全ての質問に答えられるように毎日、目を通しました。
すると主人は父親の自覚がより強まり日々子どもと接する時間も多くなっていきました。
こんな子に育って欲しいから、思いやりの心が育つように今夜はこの絵本を読んであげよう、
生き物を慈しむことができる優しい子になってほしいから今度の日曜日は動物園に行こう、
自分の人生をクリエイトしていくためにはまずは体力作り今度の旅行はアスレチックのある公園に行く計画を織り込もう
というように親の中に新たなる目標と使命感が生まれその結果、家族の生活が変わっていきました。
3.面接対策本の驚くべき効力
生活が変わると会話の内容も少ずつ変化をみせ始めて以前よりも親子の会話が増えていきました。
子どもゆえの未熟さには半分目をつぶりできるだけ否定的な言葉は避けて子どもにもわかる肯定的な言葉を選んで1人の人間に接するようにゆっくりとした口調で真剣に語りかけるようになった。
そうすると子どもなりに親の言うことを素直に受け止めるようになり日に日に聞き分けが良くなっていったことを覚えています。
私も子どものお手本になれるような母親になりたいと思い生活を根本から見直し、子どもが朝、目が覚めてから眠りにつくまでは良い意味での緊張感を持って日々生活をしていきました。
清潔を心がけ、言葉遣い、立ち振る舞いにも気をつけて子どもが真似をしても良いように努力しました。
子どもの目にうつるもの
耳に聞こえてくるもの
触れる物
口に入れる食べ物
それら全てがこれからの子どもの人生をかたち作る大切な要素に思えたからです。
その瞬間瞬間を大切に感じられるようになったので母親としてできる限りのさまざまな生活の工夫をするようになっていきました。
親が変われば子も変わると色々な本に書いてあったが本当にそうであったと実感しています。
子供は生き生きと目が輝きだし、自分の意見をはっきりと言えるようになり思慮深く行動するようになっていきました。
そんな頃、ついに緊張のお受験ウィークがスタートしました。
父親に対する質問は2問、母親には3問、そして子どもには13問でした。
その日のことは今でも忘れることができません。
4.親子面接の質問
父親に対する質問は1問だけで
「お仕事上、気を付けていることは何ですか」
というものでした。
母親には2問で
「どのような事に気を付けて子育てをしていますか」
「お子様は聞き分けは良い方ですか」
というものでした。
そのあとは、子どもに対する質問が立て続けに13問続きました。
「あなたのお名前を教えてください」
「あなたは、ずいぶん早く3歳になったようですが3歳になったのはいつだったかわかりますか」
「それはいつですか」
「あなたは外で遊びますか」
「どんなところに行きますか」
「誰と公園に行きますか」
「お友達の名前を教えてください」
「お友達とけんかはしますか」
「あなたがお友達とけんかした時、お母様はなんと言いますか」
「その時、あなたはどうしますか」
「公園には何がありますか」
「それだけですか。その他には何がありますか」
「その中であなたは何で遊ぶのが好きですか」
そして、最後には子どもに
「今度、またここに遊びに来て欲しいのですがあなたは来てくれますか」
と聞かれて子どもは元気よく
「はい」
と答えて面接は終了しました。
5.面接試験対策ガイド誕生
幼稚園や小学校の面接試験において両親への質問はごくわずかです。
多くて3問される時もあるようですが、だいたい1~2問だと思います。
この1~2問のために親はどれだけの準備ができるでしょうか。
願書を書くことや面接試験を乗り越えるということは、ただ単に合格を勝ち取るだけの一過性のことではありません。
私は子どもが小さいこの時期に、父親と母親が子どもの将来を見据えて、どんな大人になって欲しいのかを真剣に話し合うということは、とても有意義な作業であると思います。
なぜならその話し合いによって、父親と母親の考えが一つになり、家族が同じ方向を向いて歩み出せるからです。
家庭での子育てにおいて、夫婦の意見が一致していないと子どもはどちらのいうことを聞いたら良いのかと混乱してしまいます。
家族が心を一つにして乗り越えるのが受験です。
幼稚園や学校側が願書や面接の時に一番知りたいとされるのは、親として我が子にはどんな人間に育って欲しいかをどれほど真剣に考えているか、そのためには、親として日々どのように子どもと接しているのか、そしてその子供が現時点でどのように育っているのかだと思います。
親はどれほど真剣に子供の将来を考えて、日々どのような努力をしているかを自分たちの言葉で、幼稚園や学校側に伝えられるように準備をしなくてはならないのです。
面接試験の時にどんなことを質問されても答えられるようにと考え、文章化したのが面接試験対策ガイドです。
アトリエ萠美の会員の方の多くは、このガイドを参考にされて見事に合格をされたご家庭が増えて、合格実績は年々上がってきております。
面接試験での質問だけではなく、答え方の例や解説が載っている対策ガイドですので、受験を決めたその日から願書を書く時だけでなく、面接試験にも役立つ内容となっております。
多くの保護者の方々から反響や嬉しいフィードバックをいただきました。
合格された保護者様からのお声
「願書を書く上で参考にさせてもらった」 慶應義塾幼稚舎/成蹊小学校合格
「面接試験対策の仕方がわかった」 早稲田実業学校初等部/立教小学校合格
「子どもへの向き合い方がわかり、ほめてあげることが増えた」 慶應義塾幼稚舎合格
「答え方の参考例が載っていたので、自分の家庭に当てはめて考える手引きとなった」 聖心女子学院初等科合格
「面接試験での掘り下げ質問に対しても、エピソードを 交えて自信を持って答えられた」 早稲田実業学校初等部合格
「夫婦して受験というものを考える、良いきっかけになった」 四谷雙葉小学校合格
ー合格された幼稚園と小学校ー
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